"こうして就労が難しいシングルマザーは、経済的に追い詰められていく。そこで機能すべきなのが、セーフティネットである生活保護である。しかし、鈴木さんの取材したシングルマザー20余名のうち、受給していたのは5名だけだった。その理由はいくつかあった。最初に、役所の窓口での執拗な取り調べ(「水際作戦」と呼ばれている)が壁となる。鈴木さんの本では、あるシングルマザーが、子どもが偏見の目に晒されるのが怖くて、水商売を避け、匿名性が守れる出会い系でのセックスワークを始めて経緯が取材されている。このシングルマザーは福祉事務所に通い、困窮を訴える手紙まで書いたが、受給できなかった。そのころから、出会い系でのセックスワークを始めている。子どもへの差別は、水商売ではなく、生活保護受給に対してもあからさまになる。"
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